今や、絶滅寸前の公衆電話。昔はいたる所に生息していたのだが、最近はほとんど見かけない。果たして公衆電話は、本当に絶滅寸前なのだろうか・・・
皆さんは、公衆電話が生息する地域や場所をご存じだろうか。ちょっと身近なところで、どこでそれを見かけたか、思い出してほしい。
携帯電話がいつも手元にあり、平時はすぐに連絡したい人に電話ができる環境だが、災害時に同じように携帯電話が使えるかどうかはわからない。なぜなら、災害時は、多くの人が安否確認などで連絡を取りたい欲求にかられ、同じ時間帯に一斉に携帯電話を使用することから、回線容量の問題で電話がつながりにくくなるからだ。実際に、2011年の東日本大震災時も、電話がつながりにくい状況が発生し、公衆電話に長蛇の列ができたことは報告されている。
いざ、公衆電話で連絡を取りたいと考えても、公衆電話がどこに設置されているかを知らないと使うことができない。災害への備えの一環として、どこに公衆電話があるかを知っておく必要がある。
では、さっそく、公衆電話を探すとしよう!
さぁ、皆さん。ウォーキングできる洋服に着替え、運動靴を履いて、10円玉を握りしめ、公衆電話を探しに行きますよ!遠くからでも発見できるように、双眼鏡も必要です。夏の暑い日や冬の寒い日はつらいので、公衆電話を探しに行くなら、気候も暖かくなってきた春の今がベストです!
とまあ駆り立ててみたが、誰も探しに行かないだろう。
そこで朗報である!なんと、公衆電話の生息地域を、一歩も外に出ることなく知る方法がある。
それは、「インターネット」である。皆さんも日々、便利さを感じているだろうが、案の定、公衆電話も「検索」できる。
Googleなどの検索ボックスに、「公衆電話 設置場所」という検索キーワードを入力すると、NTT東日本、NTT西日本ともに、「公衆電話 設置場所検索」という名前のWebページが存在する。
検索するのがめんどくさいあなたのために、以下にURLを載せておくが、都道府県別に、しかも地図上で、公衆電話の場所をピンポイントで知ることができるのである!
NTT東日本
https://publictelephone.ntt-east.co.jp/ptd/map/NTT西日本
https://www.ntt-west.co.jp/ptd/map/さて、あなたの住む地域に公衆電話はどのくらいあっただろうか?
私の住む地域では、私が想像しているよりも、より多くの公衆電話が発見された。そして私は、「公衆電話は、数が少なくなったように思えていたが、まだまだ絶滅危惧ではない!と感じた。
意外と、たくさん生息していた。そして、なんだが、少し、なつかしさからほっとした気持ちになった。
改めて、公衆電話の有用性を正しく理解し、数十年ぶりに使うときに備え、ここで公衆電話の使い方をおさらいしておこうと思う。なぜなら、現在の10代や20代にとって、もしかすると、公衆電話で実際に電話したことがない人もいるかもしれないからだ。いや、大多数かもしれない。
公衆電話を使うには、まず、公衆電話を発見することから始まるが、うまく発見できたとしても、まだまだハードルは残る。それは、10円玉や100円玉。あるいはテレホンカードを所持していないと使用できないからだ。公衆電話は、現金もしくはプリペイドで使うものであり、クレジットカードやQRコード決済などは使用できない。(できる機種が登場していたらすみません。)
公衆電話を無事発見し、10円玉も所持していて、いざ電話をかけようとしても、もう一つのハードルがある。それは、電話をかけたい相手の電話番号がわかるかという大問題だ。
昔は電話番号をプッシュまたはダイアルするのが当たり前の時代があったが、今では携帯電話のメモリーに電話帳として電話番号を登録し、電話をかけたい相手を画面で選択し、コールするという操作をもって電話をしているため、相手の電話番号など、覚えていない。
公衆電話を使うためには、①公衆電話の発見 ②10円玉の所持 ③相手の電話番号の記憶やメモ
が必要不可欠であることは分かった。では、それらがすべてそろっている前提で、公衆電話の使い方をおさらいする。
【公衆電話の使い方】
① 受話器を上げる
② 10円玉かテレホンカードを入れる
③ 受話器を耳にあてる
④ 「ツー」という発信音が聞こえたら電話番号を押す
⑤ 電話がつながったら、お話をする
⑥ お話が終わったら、受話器を置く
ちなみに、100円玉も使えるが、おつりは出ない。
そして使い終わった後に次の人が気持ちよく使えるように、受話器やボタンなどを除菌シートで拭くことも忘れてはならない。特に、新型コロナウイルス時代のエチケットであろう。
また、公衆電話からの緊急通報ダイアルは、お金やテレホンカードを使わずにかけられる。
例えば、警察への通報の110番、火事と救急車の通報の119番、海の事件・事故の通報の118番である。使い方は以下だ。
【緊急通報ダイアルの仕方】
① 受話器を上げる
② 受話器を耳にあてる
③ 電話機に赤いボタン(緊急通報用)があったら、それを押す
④ 「ツー」という発信音が聞こえるか確認してから番号を押す
⑤ 警察の人や消防の人の声が聞こえたら、落ち着いてお話する
以上で、あなたも公衆電話マスターだ。
友人や知人と話しをする際に、あなたの公衆電話知識をぜひ自慢しよう!