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JichiNaviメディア編集部
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あなたの街を照らす灯りは2種類あるって知ってる?
あなたの住んでいる街の夜は、明るいですか?
あなたがよく通る道を想像してみましょう。
もし、明るくなかったら、その道は通るでしょうか?
仕方なく通っているということもあるかもしれませんが・・・

部活帰りで夜道を歩く中学生や高校生は、怖いですよね。
女の子でも、男の子でも、特に暗い道は、オドオドします。
暗い道を歩いている途中で、ぽっとお店の灯りがあれば、すごくホットするでしょう。

人間だれしも、「暗さ」に恐怖を感じます。
大人だって、仕事帰りに暗いと怖い。学生だって、塾の帰りに暗いと怖い。部活の帰りに暗いと怖い。

なるべく明るい場所を通りたい!というのが心情です。

なぜ人は灯りを求めるのか?
明るければ遠くまで見通せますが、暗いと見えない不安があります。何か事件や事故に巻き込まれないか、心配になって、そんな自己防衛本能から、人は明るい場所を選んで通ります。

そこで、あなたの街を照らす灯りに、実は、種類があるってご存じですか?

私たちの暮らす街には、イラストのような街灯がたくさんあります。

その街灯は、『道路照明灯』と『防犯灯』の2種類で成り立っています。

私自身、2種類あるなんて、自治会活動に参加して初めて知ったのですが、ここでは自信たっぷりで語ります。

『道路照明灯』は、市が設置&管理しており、交通量の多い場所や、通学路、交通事故などが起こりやすい場所で、必要と思われる場所を決めています。

一方、『防犯灯』は、その土地に住む住民が話し合い、灯りが必要と思われる暗くて危険な場所を定めて、自治会が設置&管理をしています。また、電球交換の手配や電気代の支払いも行っています。
ちなみに、防犯灯の設置や維持管理には、市からの補助金があります。

近年、古い防犯灯は、蛍光灯からLEDに代わってきています。これは電気料金がLED化することで安くなるため、市からの補助金などもあり、自治会が変更箇所を決めて、順次、交換依頼などの手続きを行っています。

自治会は、暗い場所や防犯上危険な箇所には新たに照明を追加することが検討できます。一方、市は、
交通量の少ない道路や住宅地内の道路には、道路照明灯の設置には至りません。

つまり、地域にとってのより機動力のある、自治会が、あなたの街の照明を守っているのです。自分は1人暮らしだから自治会は関係ない。とか、私は学生だから自治会は関係ない。とか、うちは子どもがいないし、町内のイベントには参加しないから、自治会は関係ない。とか、思ったりしていませんか?

「治安」は目には見えません。でも、あなたの街に住む同じ住民たちが、自治会でいろいろな役割や活動を行うことによって、「維持」されています。「治安維持」と言葉で言うのは簡単ですが、あなたの街の灯りも、その先の安心感も、守っているのは自治会です。

ぜひ、暗い夜道で、あなたの足元を照らす灯りを見つけたときは、この「防犯灯」の存在を感じていただき、その先にある「自治会」の存在を意識していただけると、地域のために活動を行っている方々の励みになります。また、地域の防犯パトロールにも、ぜひご参加いただき、防犯意識を高めていただけることを願います。

治安は、みんなで守るもの。私たちの一人一人が、安心安全な街の維持に不可欠なのです。
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2022/03/15 07:25 更新
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